うつ病患者による闘病記録

ここでは私がうつ病と診断されてからの記録を残そうと思います。

※うつ病の状態は人によって様々ですので、全ての方に当てはまるわけではございません。

あくまでも一個人の感想として読み進めていただければと思います。



1.受診するまでの体の不調

パーキンソン病の患者は手を震えている。様々な疾患における四肢の振戦。患者ケアの概念。 - 震え ストックフォトと画像

私はIT関係の会社に勤めており、その中で少人数のチームの一員として、特に大きなトラブルなどもなくとあるプロジェクトを進めておりました。

毎日が順調に過ぎていく中で徐々に体の不調を感じ始めました。

最初に感じた不調は、例えば友人からのメールの返事が来ない、仕事でちょっとしたミスをするなど、日常の些細な出来事で暗い気持ちになり、なかなか気分が上がってこなくなったことでした。

そのうちまた気分も戻るだろうと思っていつも通り出勤しておりましたがなかなか戻らず、それどころか出勤して10分も経たないうちに、まるで知らない人だらけのパーティに無理やり出席させられたかのように完全アウェイの心境になるという毎日が続きました。

その場から逃げ出したくなってしまうので、休憩室で休んでみたり、少し外の空気を吸ってみたりしましたが何も変わることはありませんでした。

そんな状況が一週間ほど続いた頃、仕事からの帰り道に何の理由もなく突然泣きそうになり、手足に力が入らないような、震えるような感覚になりました。

何とか家に到着すると治まっているということが2~3日続いたので、さすがにこれは何かおかしいと思い、精神科・心療内科のある病院を探し、近所で診てもらえる病院を受診し、その日にうつ病と診断され、休養を言い渡されました。

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2.治療が始まってからの体の状態

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最初の1ヶ月は休養のみで投薬はせずに様子を見ましょうということになりました。

ゆっくり休めたことで震えなどの症状はすぐに消え、復帰にも時間がかからないだろうと思っていたのですが、気分の落ち込みは続いたままでした。

そして1か月経った後も落ち込みが続いたので投薬治療をすることになりました。

また、会社に何も連絡しないわけにもいかないので、2週間ごとに定期連絡を入れていました。

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3.「悪化」

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治療が始まってから約3か月が経った頃、それまで治まっていた手足の震えなどを再度感じるようになってしまいました。

この頃には会社への定期連絡以外に、この先どうするのかという内容で会社から頻繁に連絡がくるようになっていたのでそれが原因となったのだと思います。

今思えば、小さなストレスへの耐性さえも弱っている私にはとても耐えられるストレスではなかったということだと感じています。

会社へは定期連絡も含めて回復まで連絡しないでいただけるようにお願いをしました。

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4.その後の治療

胸の痛みは、決して良い兆候 - 胸が苦しい ストックフォトと画像

投薬治療はその後も続きましたが一向に回復せず、胸が締め付けられるような感覚が強かったため外出もままならない状況が続いていました。

必要最低限の買い物などは出来たのでまだ良かったのかもしれませんが、人と接するのも苦痛となり、ほとんどの日を自宅で過ごしていました。

5.少し回復…?

白い空白の画面のラップトップとノートを手にして立っている若いデザイナーチームのシルエットは、現代のオフィスを背景に新しいプロジェクトについて話し合い、話し合います。 - 会話 ストックフォトと画像

ここまでで約1年、数種類の薬を試して様子を見るという状況だったのですが、自分の体に合った薬に出会えたのか、調子の良い日が2週間ほど続くようになりました。

これまで出来るだけ人と関わらないように過ごしてきましたが、久しぶりに親族や友人に連絡してみようという気持ちになり、短時間ですが会いにも行けるようになりました。